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その論理はどうか

2006/09/28 23:11

 

今日、あった出来事を書いてみたいと思います。


 

一時間目が早めに終わり、次もその教室だったのでボーっとしていたのですが、ちょうど私の後ろで『安倍新総理』についての話をしている一団がありました。


 

全部を覚えているわけではありませんが、覚えている限りではそのうちの一人が以下のように語っていました。 


 

『俺は安倍さんよりも麻生さんのほうが良かった』

『俺は安倍さんが一番戦争しそうだと思うんだよね』

『安倍さんは岸元首相の孫で、彼は戦犯容疑もかけられた人だからそのDNAを継いでいるから』

『政策的にあの人タカ派でしょ?』

『でも憲法の改正はできないと思うから、戦争はできないと思うな』


 

『麻生さんは面白いし、政策的にまとも』

『インターネットで一番人気あるのは彼だし』


 

はっきりといいましょう。

お前、馬鹿なんじゃないの?


 

まず、『安倍さんが一番戦争しそう』と言う点について。


 

彼はどうも戦争の本質を理解していないようです。

戦争とはすなわち経済です。儲からない戦争をする人はいませんし、例え儲かる戦争であっても『戦争をする』というのは相等の勇気を必要とする行為であり、そんなことをするのは『相等の馬鹿か堅忍不抜の精神を持った人』であることでしょう。

断りを入れておきましょう、おそらく近代以降唯一つ儲からない戦争を行った列強は我が日本でしょう。まぁ、それだけ馬鹿だったというか、それだけ追い詰められていたというか、理想に燃えていたのでしょう。


 

彼がどう思っているかどうか知りませんが、私は中国と戦争しても一戦も儲からないと思います。この労働人口が足りていないわけではなく、植民地で働かせるということができるわけでもなく、さらに言えばこの労働に対する保障が充実し奴隷制がないこの世の中で、あんな人口の多いところをとっても何にもおいしくありません。

資源も少なく、輸入に回っているわけです。

私には、戦争をして儲かりそうな点は見出せません。


 

また、今でも戦争ができないわけではありません。

現行の憲法は自国の戦争権等々については述べられていますが、『他国の戦争権』については一切制限されていません。つまり、他国の権利の行使である、我が国への戦争権の行使を止める手立てはないのです。

要するに、我が国は他国からの一方的な侵攻を受ける可能性があるわけです。


 

ちなみに戦争について勉強するに役立ちそうなゲームを紹介しておきます。



以上はそのゲームに関するwikiですが、たどっていけば購入方法とか分かると思うので。


 

第二に『安倍さんは岸元首相の孫で、彼は戦犯容疑もかけられた人だからそのDNAを継いでいるから』と言う点について。


 

彼は本気で言っているのでしょうか。仮にそうだとしたら、私は彼の感性を疑います。また同時に彼の論理感を疑います。

仮にも理系の学生であるならばもうちょっと論理的に考えていただきたいものです。


 

彼の論理では『犯罪者の孫も犯罪者だ』と言うことであるようです。

しかし、現在の刑法及びその他の法律においても『犯罪者の孫も犯罪者』とする法律はなく、法律上はこのようなことは絶対にありえません。

これに不満があるのでしたら、法律をそのように制定すれば良いのではないでしょうか。犯罪を犯せば『三代末まで祟られる』と言うふうにです。犯罪者が減って、否、増えて、結構良いんじゃないですかね、ええ。


 

さらに言えば『容疑をかけられた』だけであって、無罪として釈放されました。

無罪と決まったものであっても『犯罪者』であると思うのなら再審請求でも何でもすれば良いんじゃないでしょうか。あるいは、そういう法律ってありましたっけ。


 

彼のセンスを疑います。


 

ただ、DNAによってある程度性格が決定されることは事実のようです。双子が生後、別の環境で育った場合でも『似たような』性格をしているのだとか、たしかニュートンでそんな記事を読んだ気がします。

追記→参照記事

あと、IQにも遺伝が存在するそうです。1/3ほどは遺伝によるのだとか。そのように授業で習いました。


 

最後に『でも憲法の改正はできないと思うから、戦争はできないと思うな』と言う点について。

私は『憲法は改正すると思うけど、戦争はしない』と思います。


 

彼の憲法改正についての熱意は本物です。

彼が首相である間に、必ず憲法改正を試みるでしょう、できるかどうかはわかりませんが。

しかし、憲法を改正したから戦争をする、というのは論理的に明らかにおかしいでしょう。結局、戦争をすることを決定するのは人であり政治であって、憲法ではないわけです。

また、逆に現行の憲法だから戦争が起こらない、と言うのは先ほども述べましたが、間違った理論です。


 

たまに、こういった論理を行う人がいるようですが、もうちょっと、考えてものを言って欲しいですね。


 

まぁ、

 『俺は安倍さんよりも麻生さんのほうが良かった』とか

『政策的にあの人タカ派でしょ?』とか

『麻生さんは面白いし、政策的にまとも』とか

『インターネットで一番人気あるのは彼だし』とかは

いいのですよ。それは個人の意見であるともいますし、または事実に即している部分でもあるからです。

しかし、彼の論理は以上に述べたように明らかに間違っていると思います。

この場を使って、その問題点を提起したいと思います。まぁ、彼は見ていないでしょうが。


 

もう一度考えて、それでも言っているのであれば、私はそれに反対します。

私はそれが間違っていると思うからです。

カテゴリ: コラむ    フォルダ: dairy

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